あった!!!
避難者名簿に名前があった。
あたしの父親の実家は岩手です。
おじいちゃん、おばあちゃん生きてた頃は、
毎年必ず夏休みに行ってました。
おじいちゃんちは山の中。
ホントに山の中。
おじいちゃんの妹、つまり父の叔母に当たる
あたしが「大おばちゃん」と呼んでた大おばちゃんは、
おじいちゃんの住んでるとこから、そのまま海に向かった釜石でした。
でっ、ピアノの先生。
あたしは、この大おばちゃんにピアノを仕込まれました(^^;)
夏休み、おじいちゃんちに行くと、必ず、大おばちゃんちに行って、
さらに電車に乗って行ったのが『浪板海岸』。
すごくきれいな浜です。
その手前の駅が「きりぎり」っていって、
子供の頃は、その名前がおもしろくて、
吉里吉里の駅通過するたびに大騒ぎでした。
大人になってからは、全然行ってないし、
おじいちゃんも、おばあちゃんも、大おばちゃんも、もういないし、
あたしにとっては、その辺はただの思い出の場所になっちゃってます。
残ってるのは、きれいな浜の記憶と、
波にのまれてゴロゴロして溺れるかと思った思い出と、
大おばちゃんちに行くと必ず食べさせられた玄米ご飯と鰹の塩焼きの味と、
そんな三陸の海の写真。
あたしはすっかりご無沙汰しちゃってる、おじいちゃんちですが、
あたしの両親は、結構、毎夏のように行ってまして、
行くたびに大槌町に行って、ワカメを毎年買ってたわけですよ。
海からすごく近いおうちです。
今回の津波で、連絡が全くつかなくなってしまってました。
「すごく海に近いから……」って、マイナス思考な母は、
最初から諦め気味。。。
でも、海に近いからこそ、逃げてるかもしれないでしょっ、
って言っても、もう、全然ダメ。
災害伝言ダイヤル確認したり、
Person Finderで検索してみたり、
安否情報いろいろ確認してたけど、
避難者にも、不明者にも、死亡者にも名前がない。
不明は、誰かが「不明です」って出さないと
不明者リストには載らないよなー、
なんて思いながら、今日も、岩手県の避難者名簿見てたら、
あったよーっ!!!
あった!
あるじゃんかーっ!
すぐ親に電話。
住所も一致してるから、間違いないよね。
よかった。
なんか涙出てきたよ。
あたし会った事ないんだけどね。。。
すごく嬉しかった。
今日はいい日だった。
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